とりめも

鶏肉

23年生きてきて初めてネコに触った

  2016年11月1日初めてネコに触った。

 私は23歳だ。23年間一度もネコに触れたことがなかったのだ。実家ではネコを飼っていなかったし、近所にはよく吠える犬しかいなかった。訪問した友達の家にもネコを飼ってるお宅はなかった。当然、猫カフェも行ったことないし、野良猫には逃げられる。そんなこんなで、23年。

 ところで、この世の中にはネコを愛でるブログがたくさんあるが、ネコに初めて触った感動を述べるブログはあまりないのではないだろうか。私にとっては貴重な体験、ここに記しておきたい。

 

 まずは、何故、23年間縁のなかったネコに触りたくなったのか。どんなネコなのか説明しよう。

 それは、10月下旬のことだ。

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 ネコだ。大学の学食に足を運ぶ道中、目の前に野生のネコが現れた。このネコ、どうやら人に懐いているらしい。近づいても逃げない。

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  しかも、目の前で大人しく座っている……!

 そのとき、「そういえば、ネコに触ったことがない!触ろう!」と唐突に思いついた。ネコに向かって手を伸ばしたところまで覚えている。

 しかし、冷静になってほしい。相手は未知の生物である。噛まれるかもしれない。引っかかれるかもしれない。よくわからないダニを移されるかもしれない。この後、私は学食に行くのだ。もしもネコの機嫌を損ねて何かあったら、その日の食事は台無しではないか。

 そんなこんなで、その日は諦めて、作戦を考えることにした。

 ちなみにそのときのツイートがこれだ。

 

正直言うと、触るのが怖いだけなのに、ご飯のせいにしている。

 

 そして、30分後、ネコに触れなかった悲しみを引きずったまま学食を出たら、まだネコはその場にいた。しかも、女子学生がネコを撫で回している。そして、男子学生がネコになんか食べ物を与えている。

 

 私は確信した。「このネコ、触らしてくれる。」

 

 そして、その日はやってきた。だいたい、初めてネコを見てから1週間後だ。実は、ネコとの初対面以後、大学内を無駄にウロウロしていたのだが、出会えなかった。忘れかけていた頃に女子学生が「ねえねえ!ネコちゃん!」と彼氏らしき人に報告していた。なんだって。

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 興奮でブレブレである。ネコがいた。今触らなきゃ、ずっと触れないかもしれない。ネコを知らずに人生を終えていいのか、いや、良くない。正直、陰気ないでたちの自分1人で、ネコを愛でるなんてこっぱずかしい。でも、好奇心に負けた。

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 そーっ……。

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 触れた!逃げない!

次は撫でてみよう。

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そうだ、それまでに、軽くネットでネコの触り方を調べていた。顎の下が気持ちいいらしい。本当だろうか。

 

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 この顔である。御満悦そう。こんなに目を漫画の記号のように穏やかに細めて、不快ってことはないだろう。逃げないし。嫌がられたらツラい。喜んでることにする。

 

 初めて、ネコに触れた。触れたのだ。自転車に乗れたときより嬉しい。

 まず、ネコはとてもあたたかかった。よくある、コタツでネコを膝に乗せてる老人の図、その気持ちに近づけたかもしれない。布団にネコと寝るとポカポカなんて話も本当なのかもしれない。とにかくあたたかい、それが第1の感想。

 そして、毛がふわふわだった。外にいる動物だから、ベタベタしてたりするのかと思ったが、ふわふわしていて、手に不快感もない。変なにおいもない。

 さらに、思ったより無抵抗だった。大学のネコだから、人に慣れているのだろう。それでも、逃げられるかと思ったが、大人しくされるがままだ。それでいいのか。

 

 ネコに触れた。それだけで嬉しいが、まだ道は険しい。私がネコに対して心を許せていない部分も存在する感じがする。ネコに触ったあたたかさが、不快ではないが、ずっと変な感覚で手に残っていた。また、どこで手を洗おうか真っ先に考えたし、ネコに触れていない左手でペットボトルを開けるようにしてしまった。まだ、私の中でネコを完全に受け入れていないのだろう。

 今度は、ネコを抱くことやネコと遊ぶことを目的としたい。そして、知り合いではなく、友達くらいになりたい。

 でも、ネコをとても好きになれそう。

 

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 嫌われたっぽい写真も偶然に撮れてた。