とりめも

雑記、ネタ帳?インドカレー

夏休みの工作に(そうでなくても)篆刻を彫ろう

彫りましょう。石を彫りましょう。

先日、6年ぶりくらいに篆刻をやりました。

篆刻とは、石や木などの印材に文字を彫ってハンコを作ることです。石に彫ることが多いです。美術や書道の授業でやったことがある人も多いのではないでしょうか。

高校時代に書道部だった時によく彫っていたのですが、ある夏に調子に乗って6×6センチの石を彫って、腱鞘炎と肩の筋肉痛を引き起こし、彫刻刀は持てないし、ついでに両腕があがらないと、散々な目になったことがあって以来避けていました。

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受験生だったので「勉強のしすぎかな?」とお医者さんに言われたのを、しれっと、「そうです」と答えたのが懐かしいです。机に向かっていたのだけは合っていますが、本当は石を彫りすぎたんです。

「腱鞘炎が再発したら怖いなあ」と思って、彫刻刀を持つことからは離れていました。ですが、最近書道用品店に足を運ぶ機会があり、ついつい懐かしさに石を買っちゃったので、彫ってみました。

 

もしかしたら、夏休みの工作とかで使えるのかなーっておもって、簡単な作り方を書いておきます。でも、本来の篆刻のやり方とは違うし、私もたいしてうまくないので、邪道中の邪道です。お許しください。

使うもの

絶対使うもの

下書きを書く紙、印材印刀印泥(今回は印泥がなかったので朱肉で押しちゃいました。)

 

あったら良いもの

新聞紙、マスク、カーボン紙、トレーシングペーパー、印床(印がズレないように固定する道具)、小筆、墨、朱墨

作り方

①まず、デザインを決めます。

 

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なんでもいいのですが、漢字がたくさんある方がかっこいい気もします。個人的には、篆書体の方がうねうねしてて、それっぽいので好きです。篆書体の中にもいろんな形があるので、お好みの字を探しましょう。文字選びには、専用の本も売ってますし、今だと、ネットでも探せます。

 

②石を紙やすりで削ります。

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あんまり荒いやつで削ると、石が余計傷つくので、粗めので削った後に、180くらいの耐水ペーパーの紙やすりでも削っておきました。深追いしすぎると、元の石よりもガタガタになっちゃうので、適当なとこでやめておきましょう。

 

③石に鏡文字を書きます。(布字っていうらしいです)

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私は、鏡に下書きをうつして、鏡文字にして、それを見ながら強引にゴリゴリと石に鉛筆で書いていきました。鉛筆で書くと、彫っているときに消えてしまうので、結局油性マジックで書きなおしました。

この作業で、ハンコの雰囲気が大きく変わるので、いっぱい時間かけて大丈夫です。彫るのより、時間かけてもいいかもしれません。

お子様がやるのなら、カーボン紙とトレーシングペーパーを使うと楽ちんです。今回は、買い忘れました。

本当は、小筆に墨をつけて印面に直接書いたりするそうです。

 

④彫ります

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エイエイとゴリゴリ彫っていきます。木版画用の彫刻刀ではないので注意です。彫り方は色々あると思いますが、石の向きを適宜回転させると彫りやすい気がします。失敗しちゃったら、紙やすりで削って、印面を平らにすればやり直すことができますので、お気軽に。

あと、そこらへんに石の粉がとぶので、マスクつけたり、新聞紙を敷くと健康的で衛生的だと思います。

 

⑤ためしに押します、修正します

 

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なんとなく彫り終わったらためしに押してみましょう。まだ気にくわないところがあると思うので、元のデザインと比べながら、修正をします。わたしは、少し下手でも石を彫ったらなんか味が出てくると思うので、細かいことはあまり気にしないようにしてます。

 

⑥なんやかんやで完成ってことにします!

 

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 もっと押し方うまければなあとか、文字大きくすればよかった、とか色々ありますが、ハンコができると、程よい疲労があるため達成感に浸れます。

「既読」って書いてます。中国風で現代っ子風の見ましたハンコってことで。小学校の非常勤講師をやってるので、そこで使おうと考えたけど、「篆書は小学生無理かも〜〜」ってことで、ボツです。

実家でお母さんのメモに既読つけて無視するのに使います。

 

番外編

はんこに外枠を付ける場合ですが、印刀で石をわざと傷つけたり、枠が欠けている感じに彫ることもあるそうです。わざと、石の劣化感を出す感じ。ダメージジーンズみたいでおしゃれです。

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↑右上とか、わざと欠けさせてます

 

あと、似顔絵とか彫る人もいます。(昔の篆刻で有名な人でも!) それも、味があっていいかもですね。芋判と違って腐りませんよ!

 

長期休暇の工作をラクに終わらせたい場合

「長期休暇の提出物などで、篆刻をやる!でも、早いこと終わらせて、別の事をやりたい!」

ってこともあると思います、人間だもの。そういう時は、今回のハンコでは字の周りを彫っていましたが、そうではなくて字を彫ってしまう方法もあります。

これだと、一瞬で終わります。赤いところがおおくなるはずです。

 

どちらのデザインでも優劣はないので、想定するデザインに合わせて彫り方を考えるべきなのですが、時間だけで考えると圧倒的に字を彫った方がはやいです。

 

石を買いに行くのが面倒な場合

書道用品店に石を買いにいくのが面倒だし、オンラインショッピングも面倒 ってことありますよね。

でも、彫ってみたいって熱意があるかたは、消しゴムはんこをおすすめします。

今だと、消しゴムハンコでの篆刻ってのも商品化されているはずなので、細長くカットされてる印材として販売されています。

そっちの方が、お手軽にできるっちゃあできるのでアリだと思います。カッターナイフで彫れちゃいます。

思い通りに彫れてしまうので、石独特の厳つい表現にならないのが残念ですが。

 

マイナンバーの時代ですし、マイハンコを作るのもいいんじゃないでしょうか。暑中見舞いとか年賀状にも使えます。

 

夏休みの工作にオススメかな〜〜って思います。クラスの誰ともかぶらないし、簡単だし、渋いし。

 

でも、家にごろごろ石がたまっていくのが難点です。