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愉快な教員採用試験② 演技編

今回は、「教員採用試験にはどんな試験があるの?」ってお話です。こないだは、制度について個人的にまとめました。かなりじらされて、旅費がかかるという認識です。

私は、中学校国語の教員採用試験しか受けたことないので、中学校教員の採用試験のお話になっちゃいます。

本当は、ピアノや水泳の試験がある小学校教員受験者のほうがなんかいろいろ面白そうな気もしますが、逆上がりができないので小学校免許は取らなかったので仕方ないです。なんか、聞いた話なのですが、小学校だと自治体によっては、児童を整列させる実技試験があったりするらしいですよ。たしかに、運動会とか社会見学とか、児童を整列させなきゃなりませんしね。油断するとすぐどっかいっちゃうし。

 

そして、教員採用試験ではとにかく演技をさせられます。必要なのかなってくらい。なので、演技編と名付けました。

 

演技派先生

教員採用試験を受けるとき、大体の自治体では模擬授業が課されます。オーソドックスなのが、自分以外の受験者や面接官が生徒役をやってくれて、指定された課題に沿った授業を披露するというもの。もちろん授業なので、生徒に発言させる場面を作ったりします。

ただ、私が受けたある自治体では、生徒役が誰もいない模擬授業でした。でも、試験なので面接官はいる。つまり、誰もいない生徒を想定して授業をする様子を、面接官が大真面目に評価する。先生っぽい演技が要求されるわけですね。

「最近熱中していることについて作文を書いてもらいました。じゃあ、A君答えてみよう!!うんうん!!そうだね!サッカーに熱中してるんだ!」 

なんて一人演技をしなければなりません。A君いないし、サッカー好きなんて言ってないのに。すごい、異空間。

この方式の模擬授業のいいところは、生徒の答えを自分の都合のいいように想定できることだと思います。自分が授業展開しやすい答えを言ってくれたってことにしちゃいます。それか、わざと生徒が答えを間違えた体にしてもいいかもしれませんね。答えを間違えた生徒への対応という、高度な演技を組み入れるのもありかも。

 

実際に他の受験者が生徒役をしてくれる形式の模擬授業の試験も受けたことがあるのですが、

授業終盤にどや顔で「実は、これは和語、漢語、外来語っていうんだよ!」なんて説明する展開を企んでいたのに、

生徒役に

「和語、漢語、外来語ですよね?」

って言われちゃったことがあります。

なんてもう模擬授業クラッシャー!クールに当たり前のことを言わずに、子どもになりきってほしかった!

 

なんかこんな感じで、模擬授業にはハプニングがつきものなのですが、生徒役不在形式だとそんなことも起こりません!

個人的にはこの形式が好きでした。ただ、教員採用試験の場でめちゃくちゃ演技必要になります。恥ずかしいというより馬鹿らしくなってきます。めっちゃ面白くないですか?教壇の上で誰もいない空間に向かって一人でしゃべってるの。スーツ着て。実際の学校現場でもそんなむなしい機会なかなかないぞ。

 

演技派面接官

先程は、受験者である私が演技をさせられる話しでしたが、面接官も演技をします。

私が出会ったのは、場面指導の試験でした。そもそも、場面指導とはなんなのか。簡単に説明します。

学校って日々あれこれ問題が起きますよね。いじめもそうですし、物がなくなったとか、係り決めとか。あとは保護者や近隣住民対応も。そういった授業以外での対応力を確かめるのが場面指導の試験となります。

私が受けた場面指導の試験は面接の中で行われました。教員採用試験の面接官って、教育委員会の人とか地域の学校の校長とか偉い人なんですよ。

その偉いおじさんが「補習に行きたくないとゴネる子ども」を演じてくれました。

 

面接官「親の仕事継ぐからこんな補習なんか受けとうないんや!国語はまだわかるけど数学なんかいらん!なんで要るのか教えて!」

「論理的に考える力が大事なんよー。なんのお仕事継ぐの?」

面接官「なんでもええやん!いらん!」

「例えば靴屋さんだとしたら、夏場にブーツは売れないでしょう。流行りも取り入れなきゃならない。論理的に戦略的に考えないとお店潰れちゃうよ」

面接官「知らん!関係ないし!」

 

みたいなやりとりを5分くらい続けます。何と言っても面接官は引き下がらないので、ひたすら説得し続けるメンタルが大事みたいでした。何で、靴屋の話を例に出したんだろ。たぶん、子ども面接官に言いくるめられたり、こちらが怒鳴ってしまったら負け、って試験なんでしょうね。

 

おまけ 実技試験がうるさい

あとは、小学校や体育科の人は運動の実技試験が行われる場合があります。

小学校ならマット運動や水泳、体育科ならいくつかの専門科目の中から自分の得意なの選ぶ感じが多いのかな?

この試験、だいたい体育館とかでやるんですが、音が漏れるんですよ。特に剣道の試験。

一度どこかの試験で、面接待ちで廊下待機なんかしてると聞こえてくることがありました。

「ドリャー!!メーーン!!」

気合入りますね!びっくりするけど。試験ってもう少し静粛なもんじゃないのかって思うけど御構い無しでした。剣道って声が響くんですね。面接官も笑ってた。

 

試験っていう割には、教員採用試験、アクティブだよって話でした!!

 

うまい人の模擬授業見てると、ハキハキとしててカートゥンみたいに顔をくしゃくしゃにした笑顔で、なんかもう教壇の上がミュージカルみたいですよ。

個人的には、「実際そんな先生だったら、心開けないなあ〜〜」って思うけど、上手。難しいー。