とりめも

東京のおいしいインドカレーの店を教えて

小学校の先生(非常勤講師)を一年間やった

ご縁があって小学校の先生を一年間やっていました。とは言っても、非常勤講師で週に一度の勤務なのですが。書写の時間を担当させていただきました。

 

書写とは、筆でお習字をしたり、鉛筆で綺麗に書いたりする、あれです。書道部だったことがあって、お声がけいただきました。

 

先々週くらいに最後の勤務が終わりました。感慨深く、滅茶苦茶にズバズバ泣いちゃったりするのかな、と思ったのですが、淡々と授業をして淡々と荷物をまとめ帰路につきました。わたしの場合、大事な時だと身構えるとそんなことが多いし、大事な時に泣けたことがない。

 

さて、教職課程の人が学校に関わるというと、教育実習だと思います。私にとっての教育実習は、特殊な環境であったこともあり、悪い思い出の方が多いものとなりました。

「検閲」と口を滑らせて怒鳴られた話 - とりめも

 

※注

私の大学では教育実習を終えた学生が後輩にその様子を語る場がありました。「絶対に2度と行きたくない」と話したのは30人くらいのクラスで私だけだったので、だいたいの人にとっては良い学びの場になることと思います。なので、教職を履修してるみなさんは怖がらないで……。

中学教諭の免許を取るのに必要な別の実習である介護等体験(特別支援学校やグループホームに行く)はたしかにしんどいけど、無理のない勤務時間で、学びが多く、よい経験でした。学生相手に良くしていただいてありがたかったです。だから、実習自体が悪いわけじゃないです。運です。

上記のようなこともあり、着任式の前は、「興味本位で引き受けちゃったけどヤバいんじゃないの……」なんて心配していましたが、そんなことはありませんでした。

 

職員室の先生方はとても親切でした。悪いところは丁寧に指摘してくださるし、良いところは褒めてくださる。職員室の雰囲気もとても良く、嫌味っぽいところがありませんでした。

 

困っていることや問題が多く荒れちゃう子はいるのですが、職員室の先生同士で建設的に意見交換している場面が多く見られました。「とにかく熱血」だとか特定の価値にとらわれる感じでもなく、冷静で、素敵ですね。月並みな言葉ですが「良い学校」だなあと何度も感じました。

 

教育実習で「職員室は怖い」という印象を持ってしまっていましたが、環境と人によってかなり変わる、という当たり前のことがわかって本当に良かったです。偏狭な意見のまま変に斜に構えるところでした。

 

私は大学院進学をする前、幸運なことに二箇所(岐阜県大阪市)で公立学校の教員採用試験に合格していました。普通なら、そのまま先生になるはずですよね。公務員って安定してるイメージだし。

 

大学院進学を選んだ理由には、あらゆるハラスメント(書けないのも多い)にまみれた環境での教育実習を経験したため、一旦進路を保留したかった部分もあります。研究をしたかったのが一番ですが、他の理由があることも否定できません。

 

そして、進学後はインターネットで記事を書かせてもらったり、ゲーム作りの授業を取らせてもらったり、いろんな学校に見学に行ったり、学会に出たり、インターンだったり、色々やらせてもらいました。

 

(就活や教員採用試験の自己PR模範回答集にありそうな言葉で嫌なのですが)視野が広がったのは確かなので、結果オーライかなあと思います。それに加えて、実習生ではなく、ある程度裁量のある立場で授業をできる先生をやらせて貰えたのも本当に良かった。視点が全然違いますね。実習生ではない ということだけで苦痛がかなり軽減されたと思います。

 

長々と書いたのは環境のことなのですが、他にも気づきは色々あります。思いついた2つを書こうかなと思います。

 

1つ目は、わかりやすく話す癖がついたことです。小学生を相手に話すので、難しい言葉を使ったり説明が不十分だと理解できない子が続出します。結果として、授業が進まないし、理解できなかった子はストレスが溜まるので、誰も得をしません。

 

そのため、「連絡です。来週は習字セットを持ってきてください。あと、今日の課題をまだ頑張っている人は授業後か来週に持ってきてください。」だと、中学生はわかるかもしれませんが、小学生だと話を聞けていない子が出ちゃいます。どこが大事なのかわからなくなっちゃうのかな。

 

なので、「最後に2つ連絡です。1つ目です。今日のプリントをまだ頑張っている人はどれくらいいますか?……その人達に連絡です。では、いまやっているプリントは終わりの挨拶をしたあとに先生のところに持ってくるか、来週見せてください。途中でもいいです。

2つ目です。これはみんなに連絡です。来週は習字セットを使うので忘れないようにしてください。足りないものがないかも確認してください。じゃあ終わります」

これくらい、丁寧に話す癖がつきました。良いかどうかはわからないけど(くどいかも)、伝達のミスは減った気がします。

 

あと、もう1つは声についてです。一言でまとめると、声が野太くでかくなります。これ、普通になおしたい。もともと声がでかいから良くない。日常生活の9割は教室みたいに通る声で話さなくていいのに……。以上です。

 

とりとめもなく、ダラダラ書いちゃいました。

 

あとは先生にはそこまで関係ないかもしれませんが、子ども達の流行がわかるのもいいですね。高学年の子がみんなで人狼をやっていて驚きました(私はルールを理解できなかったため)。あと、初音ミクや東方、夜にやっているアニメ(うまるちゃんとか高木さん)を好きな子も多くて、「子どもだから知らないだろう」なんて油断するのは良くないな、と思いました。

 

そんな感じです。