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10年後「あいつは記事のためには何でもやる」って言われたい【WEB記事アドベントカレンダー】

WEB記事をテーマにしたアドベントカレンダーの投稿です。今日が1日目!やったね。

経緯はこちら。WEB記事やブログ書く人でアドベントカレンダーをやりたーい!!参加してくれる方募集|千鳥あゆむ|note

*1

 

私は今年26歳で、ライターは3年目。本業はWebディレクターで、ライターのお仕事は副業としてやらせてもらっている。

昨年度は今の会社に新卒入社をした年であった。社会に適応できなさすぎて、家に帰っても何もできない日々が続いた。ディレクターの仕事は人との調整が多い。元来人と話すのが嫌いではないがエネルギーを使うので、初年度は精神的にダメすぎて冬には自律神経がイカれはじめた。連日、なぜか室内なのに身体が寒いし、37度〜38度の発熱が続いていた。そんなこんなで、年間10本くらいしか書けなかった。

だが、2年目になると、要領を得たのか少し余裕が生まれた。おそらく、コラム記事やリリースの書き起こしなど短時間で終わるものも加えて30本くらい関わらせていただいた。ライターとしては少ないが、昨年と比べれば快挙である。しかも、書かせていただくメディアもいくつか増えた。おかげで、「書く予定の記事が多くて終わらないよお…」ってなる期間も出てきたりする。とにかく幸せなことです。

10年後が怖い

ところで、10年後に私はどんなライターとして記事を書いているのだろうか、と時々考える。

小学校の時から、学校から帰宅すると何時間もWebのテキストサイトや記事を読みふけっていた自分が、多少とはいえWebに記事を書かせてもらっているのは夢のような状況なのだが、今のままで生き残れるのだろうかと。

自分の性格と容姿の陰気さから考えるに、顔出しの面白記事やオシャレな生活ぶりを記録した記事を10年後に書くのはしんどいかもなという気がしている。

昔と違ってWeb記事が多くの人に読まれるようになってから、ライターの容姿やキャラクターも認知されるようになった。

私はそこまで顔出しはしていないが、顔を出したり身体を張る面白系の記事を書くのも本来は好きである。でも、10年後このノリでいけるか??と自分自身に問うと、なかなかしんどいところがある。考えたくない。

どうも、千鳥あゆむはバカになりきれない。

斜に構えたポオズで俯瞰したがる悪いクセがある。そんな自分のクセは10年後にも肥大するであろう。

さて、10年後、36歳の自分が記事の中で変顔をしたり、わざとバカっぽくふるまえるだろうか。おそらく私の場合は照れと矮小なプライドが邪魔をする。頭でっかちなおばさんになっているだろうから。

じゃあどうなりたいか

これは理想であるが、あいつは記事のためには何でもやると言われるライターになりたい。

36歳の自分が華やかな容姿や面白いサムネでライターとしてチヤホヤされることを第一の目的にする必要はない。それよりは、どっちかというと記事のネタのためには何でもやる泥臭さを目指したい。気持ち悪いくらいの執念を出していきたい。

先日見に行った太宰治の映画「人間失格」で「太宰は小説のためなら何でもする」みたいなセリフ(正確な文言は忘れた)*2が劇中で発されていた。それが元ネタだ。気に入ったし、しっくりきたので。

別に太宰みたいにドラッグ漬けや女漬けにならなくてもいい。そこまではやらなくてもいい。

世の記事にはライターの執念が込められたものもあるように感じる。綿密な作業や、地道な集計、異常に熱のある文体…。私が2000年代初頭に魅了された記事はそういった類の「絶対書いてやる」という意志が溢れ出る記事であった。

そもそも、昔々にライターに憧れていた私は、力強さや圧のある記事を書きたいんだった。チヤホヤされたいわけではない。むしろ、執念の圧で読者を疲弊させたい。*3

なので、10年後にライターを続けている世界線の私に関しては、サムネに写る人物に読者ウケする華やかさはなくても許容されるのである。*4私よ、安心して年を取るがよい。

半端な知能をぶら下げて斜に構えたスタイルでも何でもいいが、マインドはお笑いではなく執念に振りたいものである。そもそも、元々読モライター(死語)を目指していたわけではないのだ。それよりは、気持ち悪いくらい怨念のこもった記事を書きたい。

そもそもなんでライターになったの

私は、学部卒の時に教員採用試験に2つの自治体から内定をもらっていて、先生になる予定だった。そして、内定を持ったまま院に進学した(そういう制度がある)。

だが、教育学の院生として過ごしていたある日、とあるメディアからライターとしての採用の連絡をいただいた。そして、その瞬間に、副業ができる企業に絞って就活をすることを決めた。公立の学校の先生だと公務員*5なので副業の幅が狭まるし、面白ライターなどいい顔はされないからだ。先生は後からでもできるが、ライターは今しかできない、という焦燥もあった。

とはいえ、惜しい気持ちもある。学部生の時は4年間も教員免許を取るためにいろいろなことを我慢した。院に進学後は教育学を専攻していた。当時は、教員になりながら授業実践をして論文を書き貯めて博士課程に進むという壮大な夢もあった*6

悩みに悩んだが、結局、その年のうちに教員の内定は蹴った。*7

その時は、1メディアでの執筆が決まったからって4年間授業に出続けて取得した教員免許(5つも取った)を無駄にしても良いと思えるほどにライターに価値を感じていたのだ。

ネガティブな理由としては、そもそも教育実習で自信をなくしていたのも理由としてあるが別の話*8

そして、確実にあの日から人生が変わった。それなら、自分を後悔させないようにしたい。

そういえば、教員を目指すにあたり、何故か教員免許を5個と図書館司書教諭の資格を取得する執念を持っていた。どう考えてもオーバーワークなのだが、「どうしても教員採用試験を突破したいけれども、他の受験者に人柄で勝てる気がしない。それなら、免許や資格の数で他の受験者を蹴落そう」と学部1年時から考えていたのだ。やり方が脳筋だ。それに、人柄をどうにかしろ。

執念やこだわりだったりが人より強いのかもしれない。思わぬ出来事で進路変更したライターに対しても同レベルの熱量の執念を持ち続けたいものである。

今できていること、これからやりたいこと

私も何かを書くにあたっては太宰治みたいに気持ちの悪いくらい執念を持った書き手になりたい。小説のために女をたぶらかして日記を買う。いいじゃないか。それも執念で美徳だろう。

せっかく内定をもらった教員を蹴ってまで、ライティングにしがみついている自分もある種の執念であると思う。

だって、公立校の教員なんてそんなに簡単に受からないんですよ。現在、教員不足だの試験の低倍率化が叫ばれているけれども、そもそも教員免許を取るのが面倒くさい。それに、教員採用試験だって簡単ではないので何だかんだで対策をするのが前提としてある。

自分の試験を思い返せば、熱心に1年以上も前から対策をしていたのに落ちて涙を流す子を何人も見た。自分の教育実習での同期の子も、とても優しくて気の利く子なのに試験に落ちてしまって別の仕事にしていた。4年間夢見た職種なのに、たまたま当日の試験の結果が振るわずあきらめる子をたくさん見てきた。

そんな中、ちゃらんぽらんな自分が新卒で1発合格したのは相当運がよかったのだと思う。自分は面接のときに緊張しない性分だからうまくいっただけで、本来は私の代わりに受かるべき人がいたはずだ。

そんな幸運を蹴ったのは十分な執念だろう。

 

態度で執念を示すことができたのがこの3年間のライター生活であったとも思う。次は、記事の中でも示していきたい。現在自分が書いている記事はどことなく遠慮が見え隠れする。また、メディアに合わせているきらいもある。いや、本来のライターとしてはそれでいいのだが。

でも、36歳までにはどこかで私の執念を込めた作品を執筆したい。書かせてもらえるうちに。別に、読者がいるのならばブログでも何でもいい。泥臭い手法でもなんでもいい。そういうのを書ければ、教員にならなかった私もニッコリ満足するだろうから。

 

というわけで徒然と理想論をダラダラ語らせていただきました。

ゆるゆるなアドベントカレンダー、他の方もWeb記事やブログ執筆についてどしどし書いてくれるのでお楽しみに!書きたいという方も募集中です。では!

*1:なぜかnoteに書いた

*2:ヒロイン役の沢尻エリカがドラッグで逮捕されたので地上波での放送やブルーレイ化されないかもしれない。確認ができない

*3:それが許されるメディアならば

*4:とはいえ、オーダーがあれば何でもやる精神でありたいので、理想としては必要があれば読者ウケする努力も必要だろう。それは前提として、読者ウケするキラキラしたライターの私っていう人格を目指すのが第一じゃなくていいんだよって言いたい。うまく伝わらなかったらすみません。

*5:公務員の副業は原則禁止

*6:実際の教員の勤務体系だとかなりハードそうで無茶だが、夢なので許してほしい。働きながら研究をし、ゆくゆくは大学教員になりたかったのだ。そのために教員を選んだ。

*7:教員になる約束をして内定を持ったまま院進学している立場なので、当然教育委員会から怒られた。職業選択の自由が認められている国で良かった。

*8:学校の当たり前に「適応」できない先生だった話 | ダメです. - もうダメな人のためのWEBメディア 教育実習で無理みを感じていで進路に迷っていたところに、ライターの話が来てトリガーとなった。それは、こちらに記載