とりめも

東京のおいしいインドカレーの店を教えて

千鳥あゆむ 書いた記事やイラスト、依頼について

たまーにライターのお仕事をさせてもらうので、ポートフォリオのかわりに1ページ作ってみましたー。

また、依頼の際の連絡先や過去にお受けした仕事での参考価格については記事の末尾に詳細に記載しております。

 

ライター紹介があるサイトはそのリンク。なければ、記事URLとなります。

あとは、後半にはたまにイラストも描くのでそれものせています。

 

なるべく色々なジャンルで書いてみたいなーと思ってます。

今までだと、食べ物の紹介や作品紹介の記事が多いです。また、学校関係の職の経験があるので教育についての記事もチラホラ書かせてもらってます。

もし、お仕事等でコンタクトを取ってくださる場合、ツイッター@chidoriayumu か chidoriayumu@gmail.com

までご連絡頂けますとお返事できます。恐らくツイッターの方が早いですがどちらでも大丈夫です。

記事

コエテコさん

GMOメディアが運営する子ども向けプログラミング教室の情報を発信するサイト。教育用語の解説や商品のリリース記事の他にイベントの取材なども行っています。

千鳥あゆむのプロフィール | コエテコ

取材の例

オセロが強いAIを作る!ワークショップレポート | コエテコ

 

ねとらぼ調査隊さん

インターネットで盛り上がっている話題を多様な立場から紹介。アンケートなども実施しています。

「千鳥あゆむ」の調査記事一覧 | ねとらぼ調査隊

 

be-topiaさん

都内や都内近郊のスポットへの取材が多いです。

弓矢を使ったサバゲー!?運動が苦手でも楽しめる!ひそかに話題沸騰の「アーチェリーハント」をやってみた | be-topia(ビートピア)

本場と同じ味!?池袋の中国屋台料理フードコート「友誼食府」を中国人の友人に検証してもらってみた | be-topia(ビートピア)

初めてでも大丈夫!レジンを使ったドライフラワーのイヤリングを作ってみた | be-topia(ビートピア)

 

サンポーさん

中野駅の壁画を見る散歩をしました|ジモトぶらぶらマガジン サンポー

 

ヌートンさん

https://omocoro.jp/bros/kiji/187914/

https://omocoro.jp/bros/kiji/186205/

など

 

ドンクライさん

https://doncry.hatenablog.com/entry/2018/01/06/210000

https://doncry.hatenablog.com/entry/2018/02/18/221806

 

SPOTさん

千鳥あゆむ | SPOT(スポット) -おでかけ体験型メディア-

 

CRASY STUDYさん

千鳥あゆむ (クレイジースタディ(クレスタ) の投稿者)

 

ダメです.さん

学校の当たり前に「適応」できない先生だった話 | ダメです. - もうダメな人のためのWEBメディア

 

公務員総研さん

【教員免許取得レポート】私立大学の文学部から5種類の教員免許取得した話│公務員総研

 

イラスト

イラストについては、友人の同人誌の表紙依頼をいただくことや記事で使ったイラストがありましたので、サンプルとして紹介します。

 

さかさまダイアリー様依頼

言われればいるような人物をシンプルに描くイラストが多いです。

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自分のサークルの本

本を写真におさめた画像で失礼します。

 

退職エントリーを100記事近く読んでまとめた本、教育実習がブラックだった体験記、手作り通知表、チョークのレビュー本などを同人イベントに持ち込んでいます。

 

過去に教員経験がありまして、学校をテーマにした頒布物が多めです。

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◾︎関連ツイート

千鳥あゆむ on Twitter: "#C97 で出す本ができました!🎉間に合った! 新刊は、国際ロマンス詐欺の詐欺師とのやり取りを全収録の64ページ本! そのほか、 ブラックな教育実習体験記、 退職エントリについての本、 チョークのレビュー本 など持っていきます! 3日目南館ヒ33-a「口福なブタ」にて!🐽#評論情報系同人誌告知… https://t.co/7xD9740yrV"

千鳥あゆむ on Twitter: "4月6日の #おもしろ同人誌バザール なのですが、@mo_himo さんと一緒にさかさま女子短期大学というブースで本を出します。 もひもひさんのハルキ本があるはずです! 私の方は、チョークを大人買いした本、ブラックだった教育実習の暴露本、ご家庭用通信簿を持っていきますー! どーぞよろしく!… https://t.co/8bZWVDBDyN"

 

その他

記事イラストを自分で描くことも。

修学旅行の下見って何をするの?中学校の先生に教えてもらった | SPOT

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消しゴムはんこを彫ることもあります

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依頼費用について

基本的に無料でなければ、お受けすることが多いです。

下記の価格でお受けすることが多いです!

  • 取材がなくすぐに書けるコラム 2500円〜
  • 調べつつ書くコラム 5000円〜
  • ネタを検証して書く記事 10000円〜
  • 取材記事 25000円〜
  • 取材記事(アポ取りから) 30000円〜

 

ただ、あくまでも現在までに受けている仕事での参考価格です。

依頼いただけるのでしたらこちらも嬉しいので、記載価格を下回る予算の場合でも是非お話をお聞かせいただけるとありがたいです!

 

もし、お仕事等でコンタクトを取ってくださる場合、ツイッター@chidoriayumu か chidoriayumu@gmail.com

までご連絡頂けますとお返事できます。

恐らくツイッターの方が早いですがどちらでも大丈夫です!

 

よろしくお願いします。

テレワークから10か月、本を90冊読めた

100冊になってから書いた方がキリがいいのにな、と思いつつ。おそらく、年末には100冊に届く見込みだが、年末は年末でバタバタしてそうなので先行して書いてしまう。あと、久々に日記のような文を書きたいのだが、概ね家に籠っており、他にやっていることも思いつかなかったので。

 

読書家の人からすると少ないのかもしれないが、仕事が在宅になってからワシワシと本を読んでいる。

 

闇雲に冊数を重ねるのが良いわけではないし、自己研鑽の本を読んでいるわけでもないので、特に自慢することでもない。

 

だが、それとは別に「嬉しい」という素直な気持ちを書いていくので、お付き合いください。よろしくお願いします。

 

平日は何もできなかったが、テレワークで解決した

本を読むこと自体は好きなのだが全然読めん、という状況が2年ほど続いていた。就職が理由なのだが、今年の2月からテレワークが実施されるまでは、平日は仕事をして家に帰るともう動けないという生活をひたすら繰り返していた。

 

特に大きな業績を成し遂げているわけではないし、残業もほぼない環境なのに、一丁前に疲れだけは蓄積されていく。甘えなのかもしれないが、朝起きて化粧をして出かけて人と話して仕事をして家に帰って……それだけで動けなくなってしまう。

 

そうなると、思考力は雲散霧消、「あ~う~」と唸りながらスマホをたぷたぷと弄り倒し、SNSや動画閲覧にドバドバと時間を費やす無益な生き物になってしまう。世の中はインスタントに暇つぶしができるコンテンツで溢れている。

 

とはいえ、「余暇は自分の快楽や能力向上のためだけに利己的に使いたい」という欲求が強いので、無為に過ごす生活に罪悪感を覚えてしまう。「私を悦ばせてあげられなかった……」と悲しくなる。

 

スマホで手軽にコンテンツを楽しむことは悪くないと思うのだが、1日の余暇をそれだけで溶かしてしまうのはもったいない。

 

働いて食うだけのために生きる人間になってしまうようで、それは私の信条に反する。だって、そんなの嬉しくない。社会人として生存しているだけで、豊かじゃないもの。

 

例え世の中のために役に立つ仕事や活動をし、自立して過ごせるお金が手に入っても、私が嬉しい時間が少ないなら意味がない。それなら、死んだ方がマシとさえ思ってしまう。

 

そんな折に、世の中の情勢の変化もあり、自分の会社もテレワークとなった。在宅での勤務といえど、基本的には8時間働く。それでも、出退勤とメイクの時間をスキップできるのは非常にラクである。やろうと思えば、起床して1分後に働き始められるのも良い。

 

家を出て帰ってくるってエネルギーを使っていたんだな、としみじみ感じる。それに、外の暑い寒いの影響をほぼ受けないのも体を疲れさせない。

 

そんなわけで、業務外の業務にまつわる時間の短縮、出退勤の疲労の軽減が実現されることになり、1日あたり5~6時間の自由時間を捻出できるようになった。

 

読書メーターで記録

就職してからの読書量は本当に虚無のようなもので、漫画を除くと年間5冊も読めていたか怪しい。あまり本を読む学生でなかったけれど、それまでは30~40冊くらいは読んでいたと思う。

 

2月から5月までは、引っ越しや副業での記事執筆に時間を費やしており、6月頃から暇があれば読みたい本を読んでみることにした。

 

じわじわと記録することに喜びを感じるので、読書メーターに逐一登録している。だいたい月に12~15冊くらい読めるようであった。

 

あと、サービス内で読んだ本の感想を記入しておくと、後から見返したときにどんな本だったかを思い出せるので本当に便利。余力がある時はなるべく感想を書くようにしている。

 

bookmeter.com

今のところ、嶽本野ばらさんと三島由紀夫の本が多い。あと、高校生の頃に読んでいた「BIRDER」という野鳥観察をする人向けの雑誌もまた読むようになった(電子で読めるようになっていた!)。

 

読む本を選ぶ基準は特になく、Amazonがオススメするがままに購入したり、Twitterで話題になっていたら脳死で購入したりしている。その時の気分で選ぶ。そのため、読了した本のジャンルとかもバラバラ。

 

あと、読書を始める前に部屋にあった積読約60冊はほぼ減っていない。ていうか、出版社が電子書籍の割引セールを行っているため、もっと増えていると思う。

 

一応ライターではあるし、「○○な人にオススメランキング!」とかやるとWeb記事っぽいのかもしれないが、気分で選んでおり統一性がまるでないため、それもどうかなという気がしたのでやめておく。

 

「私が私に薦めるランキング!」ならできそうだが、私は私だし読んでしまっているので……。

 

とはいえ、本に関する記事なので、ランキングではないけれども、個人的に「もっと早く読んでおけばよかった~!」と思う本をいくつか紹介しようと思う。ただし、本当に私の趣味嗜好に合ったものなので、万人に受けるとは思っていない。

 

唐詩選 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典

学生の時に中国文学専攻だったのですが、卒論に関係する範囲の魯迅の作品しか意欲的に学ばなかったので、古典作品をろくに知らないことにコンプレックスがあった。

 

ビギナーズ・クラシックスシリーズはテーマごとにオススメがまとまった量掲載されているので、良い所取りができる。それに、初学者を対象としているので、何かと丁寧に解説されており、嬉しい。もちろん、書き下し文や訳も書かれているので、手軽に中国の古典作品を楽しむことができる。

 

このシリーズはほかに「陶淵明」「蒙求」も読んだのだが、どれもハードルが低くてよかった。それに、読めば読むほどコンプレックスが解消されていくようで心地良い。

 

中国の古典に入門するのなら、このシリーズで気になるタイトルを読んでみて、それからもう少し難しい本に手をだすという順番も良さそうだなと感じている。

 

唐詩選だと、山水詩がのどかで好きなのだが、色々な山水詩をまとめて概観できるのがありがたかった。読了後に浴びるように山水詩を読みたくなり、NHKカルチャーラジオテキストの山水詩編を買ってしまった。

 

 

 

アラジンと魔法のお買い物

 嶽本野ばらさんのお買い物エッセイ。シャンデリアや天蓋付きベッドからトイレットペーパーまで、独自の美学に基づく買い物がとにかく多くて、こだわりのある生活の尊さが感じられた。

 

特に、バンビのはく製を2体購入する話が好きでした。バンビのはく製って買えるんだ……。

 

あと、この本は電子化はされていないのだけど、本の装丁がすごく貴族的でお気に入りです。落ち着いたピンクの文字やイラストが艶々と光り、特別感があります。そして、カバーを取ると、目を引くピンク。普段は持ち物を減らすために電子派だけど、紙で買えてよかった。つい、本棚の目立つところに置きたくなってしまう。

アラジンと魔法のお買物 (ダ・ヴィンチブックス)

アラジンと魔法のお買物 (ダ・ヴィンチブックス)

  • 作者:嶽本野ばら
  • 発売日: 2007/09/05
  • メディア: ハードカバー
 

 

そういえば、小学校低学年の時にさくらももこさんが編集する「富士山」という雑誌を与えられ、ボロボロになるまで何度も読んでいたことを思い出した。

 

特に好きなのが、さくらさんが自分の好きな物について写真付きで語るコラム。少し不気味な民芸品、ドール、時計、文房具、宝石……。特に、チェンバロに自分でイラストを描いちゃう話がロマンがあってよく覚えている(弾けないのに!)。

 

自分は、作者自身のお気に入りの買い物を紹介する話が好きなのかもしれない。

 

おわり

文字数も多くなってきたのでこの辺で。

 

どうせなら年内にキリよく100冊読みたいな、と思う。多分、今まで生きてきて自分にしては一番本を読めている年なので。

 

私個人としては読書行為自体に「偉い」などの感情は持っていない。なので、本をたくさん読めば読むほど優れた行為であるという感覚はない。自分の気になるコンテンツがたまたま本に収録されているだけで、極論、自分が気になるなら映画でも絵画でも良いと思っている。

 

だが、読書行為自体に快楽を感じている節はあるし、まだ読みたいものはうんとある。なので、今のところは「読めれば読めるほど嬉しい」という感じに考えている。空き時間に読めれば読めるほど、時間を自分の幸福のために使えていることになるので、私にとっては充足感が増していく(読みたくない本は極力読まないので)。

 

とにかく積読が多すぎてこの世に未練があるので、当面はまだまだ死ぬわけにいかないなあという気持ちです。まだまだ、テレワーク生活は続くので、読書の次は健康管理とかをどうにかしたい。

歯科医院に通い始めて4か月目。生きがいになりつつある。

6月から歯科医院通いを始めて4か月目に突入した。

「歯を磨く習慣がないのでは?」「歯列矯正?」「そんなに通うものなのか?」と思われそうなものだが、幼少期に歯は磨く習慣はしつけられているし歯列矯正ではない。

治療のために通っているのだ。4ヶ月も通うと、病院の予約カードが2枚目になる。この手のカードをおかわりしたのは生まれて初めてである。ちなみに、ポイントカードではないので枠が全て埋まっても特に何も貰えない。

歯科医院にはだいたい週に1度くらいのペースで通っている。これは、余談だが、私は年に2回各5日ずつくらい帰省をするので、(日で計算するのならば)親の顔より歯医者の顔を見ていることになる。親不孝だ。

さて、ここからは、つい最近治療が一区切りした記念として歯科医院での思い出などを綴っていこうと思う。とにかく、私のブログ記事は余計な思い出を綴りがちなので。

なぜこんなことに

そもそも、なぜこんなことになったのかというと、私が小心者だからである。といっても、歯科医院での治療に恐怖心を持っているわけではない。どちらかというと、怠惰や後ろめたさ由来の感情である。

私はなぜか乳歯が成人を過ぎても4本も生えていた。幼少期にレントゲンを撮ってもらったところ、永久歯が映っていないと診断されたのだが、抜けることがなく大人になってしまった。

特に痛いわけでもないしほったらかしていたのだが、ある日突然そのうちの1本の右上の奥歯がぐらつき始めた。初めは「歯がかゆい」くらいの感覚であったが、次第に舌でジリジリと動かすことができるようになり、数週間経つと真ん中の芯のような部分を残して歯がグリングリンと回転するようになった。

そうなると、舌癖(手癖や足癖みたいな)が悪いのか、無意識に四六時中舌で歯をこねくり回すようになる。

なかなかしぶとかったのだが、ある日それは抜けた。いや、正しく表現すると「もげた」が適切な言葉といえよう。スマホを口の中にいれて無理やり撮影すると、数ミリだけ白い歯が頭をだしている。根本でちぎれてしまったのだ。

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(イメージ図)

通常、グラついていた歯が抜けるとスッキリしそうなものだが、瞬時に「面倒くさいことに巻き込まれてしまったな」と被害者のような気持ちになった。

そして、不幸なことに過去に根管治療をした歯であるため、まったく痛みを感じなかった。歯がちぎれていても通常の生活を送れてしまう。そうなると、「明日こそ、来週こそ、来月こそ」と引っ越しを控えていたことや新生活の忙しさを理由に歯医者に行かなくなってしまう。しまいには「痛くないから、行ってもなーんにも問題がないという診断なのでは?」とさえ思えてくる。

皆さんも似たような都合の良い先延ばし経験あるでしょう?私は何度も読んだ魯迅の小説「明日」*1から何を学んだんだ。

とはいえ、日々こころの中に「行かなきゃなあ」と暗い影があるのだが、なかなか足が向かない。しかも、日が経つにつれ「今更行ったら、さぞ怒られるのでは」という心配や「生きるだけで歯に悪いことをしている」と謎の後ろめたさすらわいてくる。こうなると、もう悪循環である。

そんなわけで、騙し騙し生活をしていたら、なんと3年ほど経過していた。

行くぞ

私は、眠い時や飲酒をした日には小心者ではなくなる気質を持っている。気が大きくなるのか、日々遠慮している欲求に対して「できる!」という根拠不明の自信や行動力が溢れ出す。

この謎の英雄モードに入ると、溜まっていたタスクを次々とこなすし、躊躇していた出来事が些細なことのように思えてくる。特に飲酒後が酷い。

例えば、過去の例だと、現在私が副業でライターをやっていけているのもこの英雄モードのおかげである。

あとは、買おうと思っていてセーブしていたものを購入してしまうなどもある。昨年、勢いづけて購入した太宰治全集は現在も未読である。

そんなわけで、ある日のラム酒入りのチョコレートを食べて少し酔っている夜中、突然歯科医院を予約する気持ちになった。私は酒に弱いので、お酒が入っているチョコレートでも気分が高揚する。

歯科医の予約ってネット予約できちゃうんですね。翌朝にものすごく後悔したのだが、キャンセルの連絡をするのも億劫である。つまり、私の歯医者ライフの幕開けである。

うわ…私の歯、悪すぎ…?

4~5年ぶりの歯科医院である。ほろ酔いで予約したせいで、なぜか家から30~40分もかかる。コロナでの自粛モードであったこともあり、人が少ない。

歯科医院はとても丁寧で、初回はレントゲン検査や口内の撮影で入念に検査をし、カウンセリングまでしてもらった。

「これまで、歯医者に嫌な思い出はありますか?」「将来どのような歯になりたいですか?」などの質問が就活のようであった。自分の歯の未来について考えることになるとは。

当時は若干面食らったものだが、よく考えると「絶対入れ歯は避けたい」「高額でも銀歯は避けたい」など、各々の理想があるわけだし必要な質問である気がする。

そんなわけで、丁寧に診察してもらった結果、歯の状態が思いのほか悪いことが判明した。問題だと思っていた乳歯以外に虫歯が3本もあった。

「たしかに最近歯が染みると思っていたんだよね」なんてのんきに構えていたが、そのうち1本は非常に深刻で、その後4か月かけて根管治療をすることになる。最近その治療を終えた。

歯科医院の治療が楽しい

予想外に治療が必要な歯が多かったので、コツコツ通っているのだが、私は歯の治療に関しての恐怖心はほとんどないので非常に楽しい。

というのも、目隠しをされたまま口の中で器具をカチャカチャ動かされることにスリルを感じるのだ。「何をされるんだろう~!」とわからないから良いのである。わからないのだけれど、歯科医院なのでヤブ医者でもない限り恐らく安全である。私は余計な疑いを持たず全面的に信用することにしたので、この場ではわからないまま油断し続けることができる。

何をされるかわからないのだが、「チュイイイン」とドリルのようなものが歯に穴をあける。麻酔をされているから痛くはないのだが、ドドドドと振動が歯から全身に伝う。

さらに、私は口の開きが悪いのか、治療中に口をこじ開ける器具がよく登場する。もう無理だよ、というくらい唇の周りの皮膚が突っ張るのだが、当然、無理なんてことはなく耐えてしまう。人間の可能性を目の当たりにしたようで、うっとりする。

また、歯の型を取るときに口の中にゴム味のゆるい粘土みたいなのを詰められるのだが、これが口に入れる瞬間がとても熱く、顔を動かしたりなんかすると火傷しそう。さらに、冷えた粘土が下垂して喉の奥にじわじわ移動するのを舌で涙目で押さえつけなければならない。段々と呼吸が苦しいし口の中は苦くなるので、鼻呼吸でしのぐ。要所要所で程よい危機感がある。あと、なぜか、口をこじ開けられ角度調整のため頭を抑えられている大動物のような自分を想像し、おかしくなってしまう。

特に、高揚したのは、歯磨きの指導である。歯周病予防のために治療とは別に、歯茎と歯の間の溝を磨いて悪い血を出す指導が行われるのだが、スタッフの華奢な女性がガシガシと歯ブラシの毛先を狭い溝の中で強力に動かす。くすぐったいを通り越して痛いし、次第に口の中が血の味でいっぱいになる。

しかし、どれも嫌じゃない。一区切りしてうがいを許可される瞬間が最高なのだ。時には血が混じった水が吐き出されることもあるのだが、口内は歯が引き締まるような心地よい痛みに包まれる。それに、治療に行くとその後の生活が快適になるお土産がある。

つまるところ、挑戦の後のご褒美といった感じだろうか。炎天下の中体育を終えたあとにキンキンに冷えた水を飲む感覚に近いと思う。劣悪な環境での運動に「もう嫌だ」と根をあげたくなったものの、運動後の水が至上の味に感じて、苦痛を全て許せたあの日のような。青春なのかもしれぬ。

そして、これまで受けたことのない治療が行われた日なんかは妙な達成感に満たされる。これは、過酷な運動のあとの水というよりは、激辛料理に挑戦して食べきったときの感覚に近いと思う。

まとめ:まだまだ通う

治療が一区切りしたので、久々の歯科医院通いは案外悪くないという話を書いた。

迷ってる方は今のうち通っても良いかも……!

 

*1:病気の子を抱える無知なお母さんが「明日になったら治るかも」と病院に行くのを渋るが、間に合わず子が死んでしまう話。青空文庫は井上紅梅さんの翻訳なんですね。魯迅 井上紅梅訳 明日

去年地元の北海道旭川駅周辺を散策した話

……を記事に書かせてもらった。

北海道旭川駅周辺の振り返り散歩 ~野外彫刻や銀座商店街~ - それもある意味散歩

 

一旦、要約する。以下のようなことを写真付きで紹介している記事である。

 

  • 地元の旭川駅周辺を散策
  • 野外彫刻がいっぱいあるよ
  • 座商店街もあるよ(やたら七福神がいる)

 

去年の秋の連休に実家に帰ったときの話。

 

好きな場所を散策してサンポーさんに書かせていただこうと思っていたのだが、ズルズルと伸びてしまった。

 

そんな折にブログ企画の執筆者募集の話を聞いたので「コロナで堂々たる外取材が難しい今だからこそ」と思い書かせていただいた。今じゃないとずっと世に出さないと思ったし。書かせていただき、ありがたいですね……。

 

そして、この記事では載せられなかった写真がまだまだカメラロールに眠っている。WEBに書く記事としては長めの5000字近くも書いておきながら、まだ言い足りないとは。良くないですね、これは。

 

とりあえず、こちらも少しでも世に出していきたい。

 

◾︎そもそも3記事分取材していた

写真が膨大な理由はこれに尽きる。実は、記事のネタを絞り込めず思いついたものを全て書けるように散策していたのだ。

 

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あちこち細かく移動したため、駅の周辺しか移動していないのに9.2キロも歩き回っている。

 

◾︎記事案①:野外彫刻の話

これは記事に書いたやつ。他にもまだ写真があるので紹介する。

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良い目線。怒られているみたい。


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顔が優しい。


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巨大。大きい物体を見ると高揚する。万一倒れてきたら危ないな、ってドキドキする。

見上げていたら、近くのおじいちゃんたちに「どこから来たの?」と尋ねられた。

地元を出て東京で働いているという説明を面倒くさがって「東京の両国の近くです」と答えた。

力士の話をされたが、全く相撲についてわからない。「力士とすれ違うとミルクの匂いがする気がする」「力士を見かけると嬉しくなる」という、どうでもいい個人的な力士全般への思いしか話せることがない。

 

ヘラヘラ適当に全肯定相槌を打っていたら、おじいちゃんたちが気を良くして彫刻にまつわる小話を披露してくれた。*1本当は地元に18年も住んでいたのに親切にしてもらって申し訳ない。

「こういうのは誠実に答えるべきだな」と思った。
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目線の先には地図が。


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自分はペンネームにするくらい鳥は好き。だけど、このサイズは怖い。小鳥がいい。


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記事にも載せた一番好きなやつ。水場から手が2本生えてて背景の木も何故か左右対象。意味不明なシチュエーションなのに、統一感がある。不気味度をグンと引き上げているようで好きです。


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スンッて顔で遠くを見ている。美形。

 

◾︎記事案②:銀座商店街

これもブログに取り上げたやつ。まだいっぱい写真がある。見てね。

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銀座専用駐車場。安いね。


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銀座は台所。


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浅草っぽい色合い。仕事の関係でよくいく銀座でこの色は見たことがない。ローカル銀座感が可愛らしい。


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ニュー銀座。オールド銀座は東京の方?


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街頭にお花が添えてあって小さな可愛らしさ。


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お祈りもできる。


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七福神箱推し。


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休憩所も完備。屋根付き。


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みんなのカフェ銀座。東京の銀座のカフェは少し怖いけど、旭川の銀座は怖くないね。

 

◾︎記事案③:はじめて学校をサボったときのルートを巡る

これは記事に載せなかった話。最後のネタ案。本当はこれで書く予定だった。

 

何年か前にブログに書いたが、高校生の時に初めて学校をサボったことがある。あんまり情報がないブログ記事だったので注釈に載せる。*2

 

通学で使うバスから降りたら、ものすごく晴れていることに気づいた。途端に、高校での夏期講習に行くのがバカバカしくなって、そこらへんを散策することにしたのだ。

 

クーラーもない教室に閉じ込められるより、散歩をするほうが正しいと判断したのだ。

 

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どうせなら晴れている写真を撮りたかったのだが、雲が多すぎる。2枚目の写真の横断歩道を渡ると高校の方向なのだが、無視した。


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ベンチがたくさんある公園に。コロナの時期ではなく、堂々と濃厚接触しても許されていた去年秋なのだが人はいなかった。


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ボートもたくさんある。1人で乗りたかったが、帰って来れなさそうなのでやめた。

 

漕ぎ方が下手で係員に迷惑をかけるにしても、1人より2人で迷惑をかけた方が気まずくない。

 

たぶんボートは1人で乗らないほうがいい。


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あとは適当に歩いた。

 

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今はない店が多いのだが、無意味に文房具店やハンコ屋さんを3〜4軒ハシゴし、篆刻の石を買った。

 

篆刻とは、書道のジャンルの1つで石に彫刻刀で文字を彫る表現方法だ。

 

この篆刻印材とする石は、広めの文具店や書道用品店でないと売っていないことが多い。それ故、既に彫った石をやすりがけして再利用するというのもメジャーな練習方法なのだが、私はまっすぐにやすりをかけることができないので逐一石を買う必要があった。

 

普通の印鑑を売る店に飛び込み「篆刻の石ありますか?」と無茶な質問をしていた。「これから製品にするやつだけど…」とおばあちゃん店員が優しく安値で販売してくれた。その後、すぐに他の石と紛れてしまったから、おばあちゃんの石がどれなのかはわからない。

 

高校生のときは、たいして上手くもない篆刻に膨大な時間を浪費していた。1個3000円もする6×6センチの石を彫り、肩が上がらなくなったりしていた。

 

運動部のケガはかっこいいのに、篆刻のケガはかっこよくない。だから、気をつけたほうがいい。


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公園、図書館、街の文具店、本屋あたりをフラフラすると学校に戻った。水泳の補習があったのである。他にも写真はあるのだが、載せていいのかよくわからないものも多く、今回のブログでも見送った。

 

夏に散歩して泳いで帰る。

 

小学生みたいな1日であった。

 

あと、無断でサボったからさぞ怒られると思ったのに、誰にも何も言われなくて拍子抜けしたのを覚えている。

 

人はそんなに私に関心がないのだ。だから、ちょっとなら休んでもきっと怒られない。

 

実践的な学びであった。

 

おわり

現状スマホに保存してある写真を放出したが、デジカメを掘り返せばまだまだある。

 

キリがないのと、読む側も書く側も疲れちゃうのでこのくらいに。

 

そろそろ人がいないところの散策くらいなら許されそうなので、積極的に記録をつけていきたい。

 

 

*1:内容は忘れたが、開拓にまつわるデザインが文様になっているみたいな話だった気がする

*2:初めて学校をサボった日 - とりめも

コロナで運動しないから、ジムに通って水泳を始めたよ

タイトルの通り、今月頭からジムに申し込んで水泳を始めている。

 

どうしたの急に

2月半ばから職場がテレワークに決まった。

会社の方針で、6月以降も引き続き在宅勤務を選択できるようになった。

 

毎日通勤するの怠いし、テレワーク中心にするかあ、と決断。

 

ここまではいいのだが、運動しなさすぎる問題がある。

 

これまでは退勤後に遠回りして帰ったりして毎日6〜7キロ歩いていた。

 

それが酷い時は2日に1度しか外出しなくなっている。すると、どんどん体力は落ちるし、近場のコンビニに行くのも疲れる。確実に衰えている。

 

コロナ関係なく社会人になってから10キロ以上太ったから痩せるべき問題はあるのだが、それ以上にテレワークでの運動量激減による不健康が怖い。

 

私は毎月給与明細を見るたびに、尊い労働の対価から天引きされる税金やら何やらに悲しい思いをしている。悲しき労働者としては、老後は長生きして絶対年金もらいたい思想が強い。

 

うーん、とにかく運動するしかない。

 

なぜ水泳か

根が怠け者なので、どうせなら短時間にコスパ良く運動をしたい。あと、身体に負担をかけたくないし、汗をかきたくない。

 

そんなわけで水泳にした。噂によると、水の中だから浮力のおかげで足腰への負担が少ないらしい。あと、なんか知らんけど消費カロリーも他の種目と比べて段違いで多いらしい。

 

そして、近場のプールがあるジムはスパがついてるから綺麗な身体で帰れるらしい。

 

さらに、学生時代の体育の時間に真面目に取り組んでいるのに「ちゃんとやりなさい」と教育実習生に叱られたほどの運動音痴の私でも、幼少期に水泳を習っていたので一応一通り泳げる。*1他の人と比べて惨めな思いをせずに通えそう。

 

最高じゃんね。

 

準備する物

ジムに通うにあたり、以下のものを用意した。

どうせ洗濯が面倒になるから、最初から水着と帽子は2つずつ買っておいた。

水着、帽子、ゴーグルはAmazonで適当に購入した。

  • 競泳水着:1着2000〜3000円くらい
  • 帽子:1枚1000円しないくらい
  • 度付きゴーグル:2000円弱
  • タオル(家にあるやつ)
  • お風呂セット(ジムにもボディソープやシャンプーはあったが髪がパサパサになった)

 

1回目行ってみて

ジムでの水泳は個人競技になるので、気楽だった。

 

簡単な説明を受けた後、ジャボンとプールに入りぐるぐる泳ぐだけ。10年ぶりに泳いだが、ちゃんと泳げていた。自分もスタッフの方も驚いていた。適当に休み休み泳ぐ。25メートルをゆっくり泳ぐ人向けのコースを利用した。

 

目が悪いので、裸眼だとタイマーとか貼り紙が相当近づかないと見えないのが不便ではあった。レーシックが求められる。

 

プールのあとは、更衣室で水着を脱いでそのまま浴室に行ける仕組みになっていた。ラクで嬉しい。

 

ただ、更衣室で身支度を整えていると、浴室から泡塗れのおばあちゃんが出てきてフロントに「ぬるいんだけど」と文句の電話をかけていて治安の悪さを感じる場面はあった。

 

おばあちゃんは、泡まみれの裸体でノシノシと仲間のいる浴室に戻っていった。浴室からは「アタシが言っといてあげたから!」と誇らしげに報告する声が聞こえた。

 

思い返せば、浴室に「場所取りをしないでください」と書いてある貼り紙があったし、プールでもおばちゃんたち集団が泳がずにずっと固まってお話していたから、もしかすると力関係があるのかもしれない。今後観察していく。

 

初日は1時間かけて1200メートル泳いだ。多いのが少ないのかよくわからないけど、水から出ると身体がめちゃくちゃ重い。腕が上がらなくなっていて驚いた。翌日まで着替えが困難であった。あと、顎が開きにくい。息継ぎで大きく口を開けたからかな。

 

どのくらい泳ぐ?

一応、4泳法全て泳げるのだが、バタフライはすぐ疲れてしまうのであまりやらない。

 

クロール、平泳ぎ、背泳ぎを1時間くらい無理なく泳ぐようにしている。

 

だいたい、1000メートル〜1300メートルくらい泳ぐと、ちょうどいい時間だし飽きるから帰ることにしている。

 

費用

好きな時間に行けるコースで月1万円しないくらいだった。

だが、しばらくしたらもっとお安い平日夜だけコースに変更しても良いかなと検討している。

 

良いことあった?

まだ3回しか通ってないけど良いことはあった。

  • 体重がじわじわ減り始めた
  • プールの前後で800gも減っている日があった
  • 元気な学生ではないので、プールの後に食欲が減り、余計なものを食べなくなる
  • ジムの風呂を使うと帰ってから寝るだけで良いからラク
  • 習い事のプールと違って好きな泳ぎを好きなだけ泳げるのはラク
  • 人と話さなくて良い
  • 黙々と泳ぐのは自分に合っている
  • コロナで客が少ないので1人でプールを占領できると嬉しい

 

良くないこと

フェアなので、良くないことも書いておく。

  • 洗濯をしなきゃならない
  • 帰りに水吸った水着を持ち帰るのは重い
  • 念入りに身体を洗ってるはずだが、しばらく塩素臭い
  • 有料(それはそう)
  • 息つぎで久々に顔の筋肉を使ったからか、しばらく顎が痛かった
  • 調子に乗って泳ぐと腕が上がらなくなり、着替えがつらくなる。
  • 雨の日に行きたくなくなる
  • 半端に泳げるので、ごく稀に複数人で1つのコースを使うときに遅い人にイライラする

今後

とりあえず無理のない程度に年末まで続けてみようかな、と考えている。続くかなあ。

*1:運動ができなさすぎるからせめて1つだけでもという親の気遣いもあり、水泳を4年間週3で通っていた。

触ったこともない鳥が死んだ話

在宅勤務なのだが、その日は朝早くから勤労と向き合っていたので夜6時くらいに退勤した。

 

ウダウダしてると夜7時。まだ早い時間なので散歩に行くことに。ちょっと遠出したい気分。適当に電車に乗り、適当に降りることにする。

 

車両の中は、スーツの男性がたくさん。マスクがずらりと並ぶ。暑そう。自分も彼ら同様の労働者として勤務しているはずなのに、何故か後ろめたい気分になる。

 

西船橋で降りた。駅前のカラオケ店の前を通ると、大学生くらいの女の子たちがキャアキャアと声を挙げている。

 

「カラオケができるなんて!」

「泣きそう!」

 

ああ、そうか。カラオケも解禁し始めてるのか。良い光景を見た。外に出て良かった。

 

しかし、この日は良くないことの方が上回る日であった。

 

母親の友人の50代くらいの女性がペットのインコを死なせた話を、母親から聞いた。敢えて「死なせた」と書いたのは、飼い方が杜撰すぎるから。

 

正直、自分にとっては、人気の有名人が亡くなるニュースより悲しかった。会ったことも触ったこともない鳥なんだけど。

 

その女性は、うちの実家で飼ってるインコを羨ましく思い、数ヶ月前に飼い始めたらしい。

 

だが、話を聞いただけでも飼い方が明らかにダメそうであった。

 

インコにパンを与える、豆苗の根や豆の方を与える、人が食べた後の豆苗を与えるなど…。

 

これ、ゆるやかな虐待ではないか。

「知らなかったんだから仕方ない!」のかもしれんが、無知は罪だと声を大にして言いたい。これは、公平な視点に立ったものではなく、私が鳥を贔屓にしているからなのだが。

 

せっかく、愛玩動物として生を得たのに無駄死にする鳥が身近にいるのが、受け入れられない。

 

特に、実家で鳥を飼い始めたことによって、雑に飼われる鳥が発生してしまった事実に納得がいかない。どう考えてもうちは悪くないし、無知な女性が悪い。だけど、気に入らない。飼い方も真似しろ。

 

そもそも、お前がうちの母親に連絡をとってくる手元のスマホは何なんだ。文鎮なのか?せめてわからないなら調べればいいのに…。鳥の飼い方を調べるくらい難しい話じゃないだろうに。

 

でも、ど正論は無意味なんだよなあ。

 

ここで、生命の大切さを説くつもりはない。

 

それに、残念だがペットを飼っていると不慮の事故で命を落とさせてしまうことはある。転落、温度調節、病気、ストレス、色々あるだろう。

 

任意のペットについてネットで調べると、飼育難易度についての記載が出てくるだろう。そもそも一般に飼育が難しいと認められる生き物もいるのだ。そう考えると、私には、ペットを死なせてしまうこと自体を「悪」と判断することはできない。

 

だが、今回のは酷すぎやしないか。

 

50年生きてきて、インコにパンをやる発想に至る理由がわからん。豆苗なんて安いんだから一番うまくて清潔な葉の部分食わせてやりゃいいじゃん。

 

そもそも、インコにパンも豆苗もやらなくていいのだ。わからんのなら、市販のエサを何種類か与えときゃどうにかなるだろう。少なくともパンをやるよりよっぽどマシである。

 

その鳥を死なせた女性だが、私が学生の時に実家に遊びにきたことがある。高校生の娘を連れて、親子で私の母親にクッキーづくりを習いにきた。娘の成績が悪くて進学だか進級が危ういから担任の先生にバレンタインを渡して機嫌を取るらしい。

 

菓子焼く時間で勉強しろよ、発想がバカかよ。クッキー作って成績上がるわけないだろ。うちに習いに来るなよ。市販の渡せよ、そんなもん。

 

なんて思ったが、キチンと親子が帰宅するまで黙ってた当時の私は偉いと思う。

 

暴言を胸に秘めながら親子の料理の様子を見ていたが、鳥を死なせた母親側がレシピに書いてないアレンジを加えようとして、うちの母親に止められていた。結果的に、濃い目のコーヒー味のクッキーが完成していた。

 

もしや、要らんことをするタイプの無知なのではないか。そして全く改善されていないのではないか。

 

母親から聞いたインコへのゆるやかな虐待はパンと豆苗の例のみだが、恐らく他にも要らんことしていたんだろうな。

 

とにかく、鳥が無駄死にした話は最高に胸糞が悪い。この話によって、何かしらの教訓や命の尊さを主張するつもりはない。ただただ、最悪な話である。

 

加えて、「5年は生きるって聞いたのに!」と鳥殺し婦人が怒っているらしい話も、私を最悪にさせた。生き物の寿命を損得みたいな捉え方をする人いるんだ。

 

いやあ、虐待のつもりはない虐待なんて、惨たらしい。

 

カラオケ店の女の子を見たときは一瞬気が紛れたが、やはりダメだった。この日は仕事もバリバリ進んで比較的良い日のはずであったが、全てダメ。

 

そんなわけで、夜ご飯はモンブランと野菜ジュースにした。

 

外出自粛をやめて外に出てみた話

約一月ぶりに最寄駅から外に出た。

 

この5月は2〜3日に一度夜中か早朝に徒歩圏内のコンビニに行き、大量に水や食料を買い込み、それらがなくなったら渋々コンビニへ出向く生活を繰り返していた。

 

さほど守るつもりはなかったのだが、熱心にSTAY HOMEしてしまった。というのも、会社が在宅勤務なのだが、家に篭ること自体に幸福に感じる質なのでズルズルとSTAYし続けてしまう。努力して外出をしない、のではなく、ただの出不精だ。

 

と言いつつも、引きこもりすぎるのも味気ないよなあと週末のたびに感じる。月曜日を迎えるたびに、自らを仕事のために生きる生物のように思えてきて、遣る瀬無い。

 

そういうわけで、溜めていた今月の副業を終えた夕方頃街に繰り出すことにした。

 

化粧をして外に出るのなんて、いつぶりだろうか。化粧の手順に戸惑い、アイラインの線がブレる。服も夏用に買ってあったワンピースを着るのだが、これも新鮮。普段コンビニ行くときは実に小汚い格好をしていた。

 

家を出ると、風がスウッと吹き込みワンピースの布を持ち上げて素足が露出される。黒い脚が出現して驚いた。脚の毛を剃る文化を放念していた。そもそも、こんなに毛が濃かったのか。「野生」って感じの脚だった。時間はたっぷりあるので部屋に戻り処理をする。

 

自分の身体への関心が薄すぎた。

 

出直して駅まで歩いて行く。

 

普段は家で丸くなってPCに向かっているもんだから、胸を張り肩を広げると、それだけでどっと疲れる。夕方5時なのに外が眩しい。治安の悪い駅前は喧騒としている。ボンヤリしすぎてデリバリーの自転車とぶつかりそうになる。

 

もう帰りたいが、勿体無い。外出して15分でもうしんどい。

 

とりあえず、駅の改札を通過する。エスカレーターがグオングオン鳴きながら、ホームまで運んでくれる。こんなに煩かったっけ?ちなみに、エスカレーターのステップに足を乗せるタイミングを掴めなくて、背後の人を待たせてしまった。

 

駅は以前利用した時の5倍くらいの人で溢れている。ホームに着いてから気づいたが、家にマスクを忘れた。自分は駅を利用する外出の時は、世間のお気持ちに配慮してマスクをつけるのだが、忘却していた。

 

駅の利用者の9割がマスクを着用している。思わず眉間にシワを寄せてしまうようなニオイを発し続ける路上生活者の男もマスクをつけていた。

 

マスクの支持率が凄い。

 

政府が配るだけある。マスクをつけ忘れただけで殴られても文句が言え無さそうな一体感があった。世の中に対しては大変申し訳ないが、忘れてしまったものは仕方がないのでなるべく混んでなさそうな車両を選ぶことにした。

 

学生時代にクラスで一人だけ課題や教科書を忘れた時のような不憫さがある。かつて、マスクを忘れたくらいでこんなに世の中に気を遣ったことがあったろうか。

 

夜6時半くらいに神保町に着く。この時間ともなれば本屋もほぼ閉まっているので、見るところはない。

 

とある楽器屋の店頭の貼り紙には、マスクがないと入店できない旨記載されていた。この世ではマスクがあると強者であるようだ。

 

そりゃ、効果あるかないか不明とも言われている布マスクを多くの人がせっせと作るわけだ。マスクによってコロナ菌を拡大防止できるかどうかはもはや問題ではない。生活上の権利を守るためのマスクなのだ。

 

せっかく、外に出たので神保町の馬子禄に行く。普段は繁盛しているが、スッと入れそうだったので。しかし、蘭州ラーメン一杯食べるだけで疲れる。麺を啜るのがうまくいかない。引きこもりすぎるのも問題だな。

 

店を出た後、適当に15分くらい散策して、帰りの電車に乗り込んだ。たった5キロくらいしか歩いていないのに、脚が怠い。自粛前は6〜7キロは生活の中で歩いていたし、外出だと10キロは平気で歩いていたのに。

 

話が変わるが、コロナによって自分の会社は6月以降も在宅勤務が許可されるようになった。個人的には朗報である。出勤という行為には莫大なエネルギーを使うので。ただし、ある種の強制力があったのは健康上良かったのかもしれない。たくさん歩くし。怒られたくないから会社行くし。

 

そういうわけで、6月からジムとか通っちゃおうかな、と考え始めている。幼少期に水泳を習ってたので、他の運動は全くできないが、泳ぐことだけはできるのだ。

 

いやあ、自分の人生で、金払って運動をしたくなる時が来るなんて。しかし、在宅勤務で寿命が縮まることへの恐怖心に負けつつある。

 

今週は、ノルマを決めて散歩をするかジムで水泳をするか、じっくり考えようと思う。