とりめも

旧校舎巡り、野鳥観察、旅行のメモ

【赤羽】この秋オープンしたての「URまちとくらしのミュージアム」に行ってきた

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概要

  • 赤羽の「URまちとくらしのミュージアム」に行ってきました
  • 2023年9月15日にできたばっかり
  • 完全予約制で、20人くらいでツアーに参加します
  • 土曜に行きたい人は月初めに急ぎ目に予約するといいかも(日曜は閉館)

いつ

2023年9月30日(土)に行ってきた。後述する諸事情でこのブログを書いてるのも9月30日(土)。

天気

晴れ

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URまちとくらしのミュージアムとは

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公団・UR都市機構のミュージアム

震災、団地やニュータウンなど集合住宅事業の変遷を辿ることができる。

元々は令和4年3月31日に閉館した「集合住宅歴史館」(八王子市)。

これが新たに展示を加えて赤羽に「URまちとくらしのミュージアムとして生まれ変わった。2023年9月15日オープンなのでできたてホヤホヤ。

そんな感じ。

詳しくはホームページを見るのが一番いい

URまちとくらしのミュージアム|UR都市機構

完全予約制・無料だけど…

美術館や博物館はフラッと立ち寄れるイメージだが、この施設は完全予約制だ。

休館日は、水曜日・日曜日・祝日(年末年始・臨時休館あり)。日曜日がおやすみ。

つまり、休みが土日の人は、土曜日の枠を取り合うことになるのだ。私は9月15日頃に予約したのだが、土曜日の最後の1枠を滑り込みで取ることができた。

平日に行く人はそこまで気にしなくて良さそうだが、土曜に行きたい人はご注意。

予約受付期間は見学2か月前の1日から前日までとなります。

予約システムの説明によると、2ヶ月前の1日から予約が開始されるらしい。つまり、このブログが更新されて数時間後の10月1日より2023年12月分の予約が始まる

予約も公式ホームページからリンクが飛んでいます。

見学ツアー

本展示は、解説付きのツアーだ。ほぼ満員の枠で20人くらいが集まった。

指定された時間の少し前にミュージアム入口の受付に行くと、時間まで待つように案内される。

時間になるとメールで届いていたQRコードで受付をする。

普通の展示だと我先にと急ぐ人も多いが、少人数で時間が決まってるツアーなのでゆっくりで大丈夫。譲り合う余裕があって、予約制の良さを感じた。

復元住宅の中に入るため、展示内では外履きの上からシューズカバーをかぶせる。ヒールの人はスリッパを貸してもらえる。

ツアーは1.5hくらい。トイレ休憩はないので、事前に済ませておくようにアナウンスされた。

写真は復元住宅はOK。パネルや映像資料はNG。

所感

展示内容は、ホームページから見てもらうとして*1思いついた順に所感を列挙していく。

  • お友達や家族で来ている人が多かったが、1人の人もまあまあいた。大人は20〜40代くらいの人多め
  • 休日なのでツアーの人数上限の20人くらいで巡る。それでも、ゆっくりじっくり見学できて、程よい混雑具合だった
  • 冒頭で見るURシアターが4面(前左右下)。迫力があるし、「これから展示を見るぞ!」というワクワクを促すオープニング感があって好きだった。音楽がだんだん壮大になるからかな
  • 展示ごとに、口頭で解説してもらえるのがありがたい。素人なので、パネルを読むよりも頭に入る
  • 復元住宅の写真もたくさん撮れる
  • 今では物足りない部屋でも、当時は20万くらいのお部屋だったりするので驚き。団地って高級品だったんですね
  • 松戸市立博物館でもURによる「常盤平団地」の再現展示が見れる。数年前に行ったことがあるが、松戸よりは今回の赤羽の方がより部屋を歩き回れるし、数が多かった。
  • 松戸市立博物館は、松戸の旧石器・縄文時代から昭和の団地までを概観する展示構成なので、建築史はメインではないはず。*2
  • ゆえに、建築に興味があってたくさんのお部屋に入りたい人は、松戸より赤羽の施設の方が目的を果たせるかも
  • 「晴海高層アパートの廊下は井戸端会議や子どもたちが遊ぶ場として広く作ってあるのに、三輪車とかローラースケートがうるさすぎて下階から騒音の苦情が発生した」って話が好きだった。近所の人同士の交流を願ったはずなのに……。
  • ミュージアムグッズはない。記憶には限界があるので、図録やガイドブックがあれば欲しかった!どんどん売ってほしい。最近は図録を買わないけど、あとから見返したくなった

お写真

お写真もたくさん撮れた。記憶を頼りに書いているので、間違えてたら随時更新されます。

団地が新しくなるにつれ、キッチンがだんだん変わっていく。

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関東大震災後にできた鉄筋コンクリート製の集合住宅・同潤会代官山アパート。ちゃぶ台。

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蓮根団地のはず。トイレの明かりと玄関の明かりが共用。
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蓮根団地では、ちゃぶ台じゃなくてダイニングテーブルで椅子に座ってご飯を食べる習慣を身につけさせるため、あらかじめテーブルが備え付けられてたらしい。しつけだ。

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晴海高層アパートだったかな。畳とふすまの幅が同じ。
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晴海高層アパートエレベーター
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ラクガキがそのまま。
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お高めの部屋の食卓。これも晴海高層アパートだったと思う。

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多摩平団地テラスハウス。色合いが可愛い。
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中身。

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赤羽台団地のスターハウスがミュージアムのすぐそばにある。国の登録有形文化財だそうです。上から見ると「Y」字型

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おわりに

  • 「無料でこんなに親切に解説してもらえていいの!?」とお得感があった
  • ツアー式の展示に大人になってから行ったの初かも。見ながら声で解説してもらえるの、わかりやすくて嬉しい
  • 完全予約制・少人数ツアー制の快適さを知ってしまった
  • その後に別の展示に行く予定だったが、混雑情報を得て行くのやめた。赤羽の展示見た後の快適で余裕がある気持ちのまま帰りたくなっちゃったから…
  • 土曜に訪問したい人は、予約タイミングに注意しましょう

*1:ホームページを案内するのはこれで3回目

*2:松戸の歴史を振り返る展示の中に、団地の再現展示があるイメージ