概要
- タイトルの通りです
- 過去に2〜3回訪れているのですが、最近また行きました
いつ
2023年11月5日(日)
京都市学校歴史博物館とは
主に京都の学校史を取り扱っている博物館です。京都では明治2年に日本で初めの学区制の小学校(番組小学校)が短期間で一気に64校作られました。東京奠都の後に京都復興のため教育に力を入れる流れがあり、街の人たちがお金を出し合ったようです。
ここら辺の歴史的経緯が独特なので、何があったのかを軽く知っておくと廃校巡りが楽しくなります。
番組小学校は、今では廃校になっている学校も多いのですが、別の施設になって京都市に残っているものもあるんですよね。そんなこともあり、京都市内は近距離でたくさんの廃校を巡ることができます。車を使わずとも市バスや地下鉄で1日にいくつも巡ることもできます。
ちなみに、「京都市学校歴史博物館」も廃校になった番組小学校(元 京都市立開智小学校)を活用した施設です。
詳細はホームページを見ましょう。
京都市学校歴史博物館トップページ|京都市の学校に残された歴史資料や寄贈された美術品を展示しています
行って来た
4年ぶりくらいの来訪です。広々とした校庭が「学校」感あって好き。晴れてて良かった。
グラウンドの土が懐かしい。
入り口。
廃校でデジタル教科書体よく見る。
建物内も学校の面影が残る。階段のステンドグラスのような児童画が目立つ。
廊下。床がピカピカ。真ん中の白線があると学校感出るよね。
展示室
展示室に入ると、まず「7分くらいの番組小学校の歴史がわかる映像を見ますか?」と質問される。見ましょう。これを見ておけばその後の展示が格段にわかりやすくなります。3〜4回見てるけど、毎回ところどころ忘れている。
ちなみに特に上映開始時間が決まっているわけではなく、「見る」と答えたあなたのために即座に上映してくれる運用です。
館内は基本的には撮影OK。一部撮影禁止の展示があるので、そこだけ気をつけましょう。
石板に書く体験ができました。赤毛のアンで、アンがギルバートの頭で割ったやつですね。
アヒルを描いた。黒板よりは、引っ掛かりがなくツルツル線が進みました。
色々な時代の給食。どの時代のサンプルも子供が大喜びする王道メニューではなかったのが、リアリティがあった。
たーふる。
屋根瓦。
ほかにも、昔の教科書や時間割表などたくさん資料がある。
おわりに
京都で廃校巡りをする際は、絶対に立ち寄った方がいい施設です。行きましょう。
個人的には、京都の小学校では職人育成のため日本画の授業に力を入れていたという話が印象的だった。今の学校とは役割が違うから、手に職をつけさせることを念頭に置いてたのかな。明治時代あたりの他の地域の独自教育も気になる。
そして、無料でレトロ学校建築マップをもらった。数年前にはなかった。今、廃校めぐるの流行り始めてるのかな。